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カリヨンってなに?
16世紀フランダースに起源するロマンあふれる鐘楽器
カリヨンは、現在のオランダやベルギー一帯のフランダース地方に起源する「歌う塔」とわれる鐘の楽器です。鐘楼や教会の塔などの建物の上に23個以上の複数のブロンズ製の鐘が設置され、バトン式演奏台を通して演奏されます。通常のカリヨンは、4オクターブ、47鐘~49鐘で構成され、3オクターブのものはライト・カリヨン、5オクターブ以上のものはグランド・カリヨンなどと呼ばれています。
日本には4つのカリヨンが存在し、世界中には700以上ものカリヨンが存在します。

ベルギーのカリヨンセーフガード活動は、2014年に世界無形文化遺産に登録されており、オランダのカリヨン演奏を含む、カリヨン文化は、国指定の無形文化遺産に指定されています。2025年には、ドイツにおいても、「鐘鋳造と鐘音楽」が国指定の無形文化財に指定されました。日本に存在するカリヨンは、1990年頃にカリヨンセーフガード活動の一環としてもたらされました。カリヨンの演奏を学び、編曲、作曲などに参加し、鐘音楽に関わることは、とりもなおさず、カリヨン文化継承に貢献することにつながります。
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